全体のカタチを日本の伝統柄、鹿の子文様(かのこ)にした鍋敷になります。鍋やフライパンなどの熱にとても強い仕様で木の厚さがテーブルやキッチンワークトップに熱を伝わりづらくしています、木を反りづらくする為に穴が開いています。木が反った場合には裏返してお使いください、反りが戻ります。全体の寸法、穴の直径、面取りの幅に気を配ることで簡素にして品のある佇まいに。国産広葉樹の一枚板をオイルフィニッシュで仕上げています。
size :w135×d135×h21
材種:栗、神代加工
塗装:オイルフィニッシュ
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2021年の秋冬に考えたプロダクト、なぜ鍋敷か?
木工くくりで世の中で何が売れているのか、調べたところ意外にも鍋敷が上位にきていた事で発売しようと決めました。なんとなく寸法を決めた訳ではありません。
中央に穴を開けて木の反りを最小限に抑える&指が掛かり易い為、運び易い。135ミリの寸法は大きすぎると収納時に邪魔、小さ過ぎると鍋等を置く時に不安。
から導き出された寸法135×135→厚さはキッチンワークトップやテーブルトップに熱が伝わりずらい様にするには、薄くは出来ない&薄いと木が反る為に厚さ21ミリに、見た目のバランスも含めて考えて21ミリ、穴の大きさは小さ過ぎると木の反りを防げない、見た目のバランスを含めて決めた。プロダクト全体の見た目のバランス&手に触れる物という事を含めて面取り寸法も決まる。木という素材は片面だけに熱が加わったりすると、機嫌を損ねて反ってしまいます。鍋敷が反ると座りが悪くなり安定しません。ただ反ってしまった場合には表裏をひっくり返して使う、熱が加わると反りが戻る場合も多々あります。全体の形を柄を日本伝統の鹿の子文様としました。色々を決めていく段階で、鍋敷を何枚か並べたら鹿の子文様になると、途中から気が付きそのバランスになる様に意識しました。鹿の子供の背中に出る斑点から鹿の子文様、染め付けの柄に鹿の子文様というのがあり、その柄は浴衣などに染め付けされ、子供が着る様とされています。